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会社名 | 図書出版株式会社 新樹社 |
所在地 | 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-9 柴田第一ビル405 |
電話・FAX・メール | 電話:03-3525-8141/FAX:03-5298-6641/メール:info@shinjusha.net |
代表者 | 服部行則(代表取締役社長) |
資本金 | 4,905万円 |
沿革 |
■谷崎潤一郎らの支援をうけて昭和29年に設立 新樹社は、昭和29年10月21日に柚登美枝によって設立された。柚は、戦前「中央公論」社に在籍し、志賀直哉、谷崎潤一郎をはじめとする多くの作家の担当編集者としてその名を知られていた。戦後、柚は坪内逍遙訳『シェークスピア全集』とともに創元社に移ったが、全集が絶版になるのをおしみ、谷崎らの支援を受けて新樹社をはじめた。 ■『日本の数学』で毎日出版文化賞受賞 その後、『深尾須磨子選集』『武藤山治全集』『古代東方史の再建』『坐隠談叢--囲碁全史』などをはじめ、高濱虚子、年尾、本間久雄、河竹繁俊、田村魚菜等の著作を刊行、昭和31年に小倉金之助『日本の数学』で毎日出版文化賞を受賞した。 ■子どもと教育をテーマにした本づくりに着手 昭和59年より、子どもと教育の問題を新しい視点に立ってとりあげた本づくりをはじめた。ニール・ポストマン『子どもはもういない』は、主たる国立大学の教育関係の必読書として版を重ねている。また、児童書としてルイス・キャロル『不思議の国のアリス』、シンシア・ライラント『優しさ』、レーナ・クルーン『ペリカンの冒険』等が話題を集めている。 そのほかの人文書として、井出孫六『山の貌』『風変りな贈物』、北林谷栄『蓮以子八〇歳』、木下是雄『物理・山・ことば』、『ソーントン・ワイルダー戯曲集』全3巻、またお茶の水女子大学の学長で哲学者であった藤田健治の『藤田健治著作集』全7巻等を刊行している。 ■新樹社ミステリが愛好家に定着 平成に入ってからは、1930年代を中心に、黄金時代のミステリ物も手がけ、好評を博している。ジョン・ディクスン・カー『悪魔のひじの家』、レオ・ブルース『死体のない事件』『三人の名探偵のための事件』、アントニー・バークリー『最上階の殺人』など、新樹社ミステリとして愛好家のなかに定着している。 ■図鑑シリーズが図書館を中心に好調 2004年10月、創業50周年を迎えたのを期に、海外版権の翻訳出版を手がける。『世界哺乳類図鑑』『恐竜博物図鑑』等、図鑑シリーズが図書館を中心に好調な売れ行きを示している。こうした海外版権出版物を刊行しながら、いっぽうでオリジナル企画の充実をはかる状況である。
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